【活動報告】上関町田ノ浦フィールドワーク開催!
- : against war & nuke Wave
- 2024年7月3日
- 読了時間: 3分
上関田ノ浦へフィールドワークに行ってきました
山口県上関町の田ノ浦というところをご存じですか?
Waveは、昨年8月に中間貯蔵施設の問題が上関町に浮上したことをきっかけに、継続的に裁判傍聴や現地に足を運び、問題について学ぶ活動に取り組んでいます。
今回は、問題の普及活動の一環として田ノ浦フィールドワークを企画し、大学生に呼びかけ、身近にある社会問題を実際に現場で学んでみる企画として、今回訪問しました。

フィールドワークの様子…
Waveのメンバーと参加者は広島市から車で移動し、いつも案内をしてくださる溝田さんと現地で合流、田ノ浦の海岸を経由して上関原発建設予定地とされる現地を一周しました。
自然の豊かさを体感する中、40年にわたる原発建設を巡った攻防の歴史を溝田さんより伺いました。(詳しい報告は、またブログに書きます。)

原発建設を止める闘いを支えてきた、集会所や監視小屋
田ノ浦の浜では、小中さんと合流しお話を伺うこともできました。

今回は雨上がりで、広葉樹の豊かな森はふかふかの腐葉土が水分をしっかり含んでしっとり潤っていました。
また、私たちが歩けるように溝田さん、小中さんは朝早くから道の整備をしてくださっていたとのこと…本当にありがとうございました!(次からは一緒に道整備します!)
小中さんは、高齢の方が浜まで行き来するために途中で休むベンチを作られていました。
原発反対の声をあげるということは、単に声高に主張すればよいということではなく、こうした地味だけど反対運動を支える行動が必要だということを学ばされます。人を想う気持ちがないと、こうした発想も出てこないですよね…私たちも、引き継いでいきたいです。
長年一緒に運動してきたからこその、お二人の阿吽の呼吸も見ていてすごく学ばされました。

参加者の声
初めて田ノ浦に行ったメンバーからは、
「地名は知っていたけど、『建設予定地』というイメージしかなかった」
「この問題は人々の生活がかかった問題なんだということが実感できた」
と感想がありました。
一度訪れたことがあるメンバーにとってもこの実感に立ち返ることができる重要な機会になりました。
次回開催を計画中! ぜひご参加ください!
フィールドワークに行くことで、社会問題を、問題の現場で日々生活している方々の立場から知ることができます。
そうすることで、「大事な問題だ」と思いながらも「社会にたくさんある問題のひとつ」と知識だけの理解になってしまっていたことに対して、現実のこととして実感を持つことができるようになります。それは、学生にとって重要であるだけでなく、問題の当事者の願いでもあります。
今後も企画していきますので、ぜひご参加ください!
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